私の美術館巡り a tour of Art museum
オーストリアの美術館
美術史美術館
ドイツ語も解らず、たつた一人でリンクに乗って行きました。予備知識を持たず、なあんも知らんと行ったので、驚きました。すごい迫力でした。古代から19世紀初頭までの絵画、,彫刻、工芸品が展示されたハプスブルグ家のコレクションには,参りました。ただ、知り合った東京のOLが旧約聖書等に強く、へたなガイドよりも上手な解り易い説明をしてくれましたので、実にラッキーで幸いなことでした。しかし、時間不足となり、エジプト美術が観られず終いとなりました。勿論勉強不足ですので、クリムトの正面の大階段の装飾にも気がつかずに終わりました。
オーストリア工芸美術館(応用博物館)
市内を回る楽しいリンクに乗って行きました。16世紀から20世紀に及ぶ絨毯,タペストリー、七宝、宝飾品、家具、陶磁器、ガラス器など、展示は多岐にわたる驚くべき質と量。椅子工芸の展示には、発想の斬新さがみられ、楽しくなりました。いろいろなデザインの椅子にライトを当て、そのシルエットを楽しむのです。また、日本の鎌倉や室町の仏像がありました。古伊万里の焼き物もあり、どんな時代に、いかなる理由でこのようなはるか遠い国までやって来たのでしょうか。実に美しく、大切に扱われていたことが良くわかるほどでした。そして、クリムトの抱擁は、感動的でしたし、ボヘミアガラスにも魅せられました。
ウィーン市歴史博物館
カールス教会
華麗なバロック式のカールス教会の入り口にある浮き彫りの見事な円柱には、声も出ず。前の池でボーっとしてからウィーン市歴史博物館へ。クリムトの愛人であったエミーリエ・フレーゲの絵が美しかった。
分離派展示館
カールスプラッツ駅から分離派展示館へ。ベートーヴェン・フリーズのこともクリムトのことも、ここでしっかり味わう。ヒトラーはオーストリア生まれ。ナチスによるオーストリア併合等もあり、戦火を越えて数奇な運命をたどらないことには、ここまで生き残らなかったと思われる。下絵も展指示され、見事だった。
ヴェルヴェデーレ宮殿と19・20世紀美術館
はじめに上宮殿にある19・20世紀絵画館でクリムトの作品を観る。接吻、ユーディットI、アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像等・・・後で下宮殿に行き、逆だったような気もしたが、クリムトとの出会いは衝撃的だった。後日談だが、京都市内に行くといつも寄る喫茶店にあったのです、クリムトが。店内にある壁面の絵画がクリムトだったとは。無知とは悲しいことです。なんか笑っちゃいますよね。・・関空からアムステルダムまでの飛行機のなかで隣に座られた御夫婦が、小学校の音楽の先生と中学校の美術の先生で、大変親切で、クリムトを紹介してくれたのです。予備知識無しの旅でしたのでけっこう興味づけとしては完璧でした。
シェーンブルン宮殿
ハプスブルグ家の夏の離宮。マリア・テレジア・イエローと呼ばれている黄褐色の外観で、マリー・アントワネットも暮し、モーツアルトもここで演奏したのです。ウィーン会議の際舞踏会が繰り広げられたという大広間などの美しい部屋にうっとり。その中でもエリザベートの肖像画には夢中になりました。ちょうどエリザベート没後100年ということで王宮では彼女に関する特別展もあり、夫でもある最後の皇帝ヨーゼフとの結婚した日が私の誕生日と同じであった事も解り、不思議な縁も感じた。(1998年の旅のこと)
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